あなたの理想をカタチに・・・

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【うんちく】
作業中 両親が洋服に携わる色々な話をしてくれます。
今回は「何故、紳士服を一人でつくれる職人が少なくなってしまったのか?」という話について書きます。
元来 紳士服(スーツ)は一人で一から作っておりました。
しかし、昭和45年 吹田で行われた万国博覧会の年を境に、それまで日本であまり普及されていなかった紳士服が爆発的に普及しはじめ、製造が間に合わなくなった製造業者達は効率化を図るため、製造方法を「流れ作業」に変更したのです。たとえば袖を作る人は袖ばかりを作るため、その箇所に関しては長けているものの、その他の部分を作る事が出来なくなってしまいました。こういう人達の事を「部分職人」と呼ぶそうです。
それまでは、紳士服を一から一人で作れて始めて「職人」と呼ばれていたのですが、今ではどのレベルで職人と呼ばれるのか定かではありません。
ですから「流れ作業」に変更する以前に紳士服を作る事の出来た者のみを専門業者たちは元来からいう「職人」と呼ぶそです。
今回ネット上で弊店が売り出した「ダブルのジャケットをシングルに変更する商品」も本当の職人なら きっと出来るはずだと両親はいいます。
このお直しをした きっかけは情報誌に当店が記載された際、一本の問い合わせの電話によるものでした「ダブルをシングルに変更できますか?」僕が電話に出たのですが・・・「できますよ。」というと電話のむこうで「ほんまですか?ダブルをシングルにですよ!!」「だって親父 自分でダブルからシングルにしたジャケット着てますよ」というと「至急持って行きます」との事。
後で お客様に聞いてみると百貨店・有名お直し店を何店舗も周りネットで調べても載っていない。断られた理由が「ダブルとシングルはパターンが違うので無理」だそうです。
両親に言わせると「パターンが違うんじゃなくてパターンを知らんからできへんのや。」との事
このエピソードから解るように 本当に職人がいなくなってしまったんだなぁと思いました。